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のも忘れが激しいのは年齢のせいではなくある能力が低下しているからだ!

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ジョン・ブロックマン
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こんにちは!

今回は、あなたのもの忘れが激しい理由をご紹介します。

「ちょっと前まで話したかった内容を忘れてしまう」
「台所に何を取りに来たのか忘れた」
など日常的にもの忘れが起きてしまうあなたに向けた記事です。

最後には私が実際に使って効果があったもの忘れ防止対策をお伝えします。

 

記事を書くにあたって参考にした本は
ジョン・ブロックマンが編集した「天才科学者はこう考える」です。
その中でも、
サイエンス&テクノロジー・ジャーナリストのニコラス・カーが書いた
「情報が多過すぎると脳からあふれ出る-認知的負荷」をもとに記事を書きました。

私のブログでは「天才科学者はこう考える」は若干定番の本になってますね。

2~3ページで世界を代表する天才の考え方を知ることができるだけでなく、
「もの忘れがなぜ起こるのか?」のように
日常生活で使える知識も手に入れることができる一石二鳥の本です。

いうなれば科学者版「古今和歌集」です!
まぁ私、学がないので「古今和歌集」なんて上等な代物読んだことないんですけど。

そんな私でも楽しく読める「天才科学者はこう考える」はおススメです。


「学術書を読みたいけど誰が書いた本が面白いのかわからない」
と考えている人は「天才科学者はこう考える」を読んで
一番内容が面白かった人の本を探すのもありかもしれませんね。

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もの忘れが起きる理由

 

ここからが本題です。

なぜ人間はもの忘れを起こすのか?

それは、
人間の知力・ワーキングメモリの容量には限界があるからです。

ワーキングメモリとは
人間が覚えた情報を一時的に蓄えるところ。(短期記憶)

 

簡単に言えば
コップに水を注ぎすぎると水がこぼれるのと同じで
人間も覚えることが多くなると覚えておく器から溢れ出し忘れるということです。

 

何か用事を思い出し台所に行く
しかし、台所につくと何を取りに来たのか忘れた。
別に他のことは考えていないのに。

ふと気づいたら台所に何を取りに行ったのか忘れますのね?
これは、無意識のうちに違うことに気を取られたからです。

冷蔵庫の中のものが必要だった場合、
あなたの家には冷蔵庫までの道のりに何が置いてますか?

きっとインテリアや机・ドア・電子レンジなどいろいろな物があるはずです。
そして、何かを見た瞬間にあなたは無意識のうちに何か別のことを考えます。

そうすると冷蔵庫についたころには何を取りに来たのかを忘れてしまう。

もし、冷蔵庫までの道のりに何も障害物がなかったとしても
仕事のこと友人のこと趣味のことなど気になることはあなたの頭の中にもあります。

どれかを考えて冷蔵庫に何を取りに来たのか忘れる。

これが、もの忘れの仕組みです。

人間が一時的に覚えておける限界は?

 

もの忘れの仕組みはわかった。

では、実際人間が一時的に覚えておける限界はどれぐらいなのか?

プリンストン大学の心理学者ジョージ・ミラーの研究によると
7つ前後だと言われています。

さらに、ほかの研究者では
一時的に覚えておけるのはせいぜい3つか4つと考える研究者もいます。

 

一時的に覚えている限界が3つか4つと考えると
人間の限界を感じますね。

たしかに、学生時代のテストを思い出せば納得いきますね。

テスト前に一応教科書で確認しませんでしたか?
そして見覚えのある問題が出題されたのにも関わらず答えられない。
ついさっき教科書で見たはずなのに。

なんて経験ありませんでした?

これは教科書を閉じてから問題を見るまでの間に
いろいろな情報があなたに与えられたからですね。

「シャーペンと芯・消しゴム以外しまえ」
「スマホがテスト中に鳴らないか不安だ」
なんて考えてたらそりゃさっきみた教科書の内容なんて忘れますよね。

このようにある瞬間に人間の意識に入ってくる情報の量を
「認知的負荷」と呼びます。

 

認知的負荷がワーキングメモリの容量を超えると
入ってきた情報を処理できず忘れてしまします。

 

では、前日に勉強したことはなぜ覚えていられるのか?

それは、短期記憶ではなく長期記憶に情報が入ってるからです。

長期記憶は家の場所やスマホの使い方など
いちいち何かを見なくても知っている情報のことです。

このへんの記憶の仕組みや脳科学に興味がある方は、
大黒達也さんの「芸術的創造は脳のどこからうまれるのか?」
に詳しく書いてるのでおすすめ本の一冊です。

もの忘れを少しでも減らすには?

 

最初にいっておくと、
ワーキングメモリの容量は努力では増やすことは不可能という研究者もいます。

そんな中でもゲーム感覚でワーキングメモリを鍛えることができるものを紹介します。

それは「DNB(デュアル・N・バック)」です。

 


Nの数が2なら
1回目に2個出てきたものを覚える→2回目からは順番に1個目と比較し順番と合ってるか答える→
2回目に覚えたものと3回目に覚えたものを比較し合ってるか答える

これの繰り返しです。
文字で書くとややこしいので実際プレイして見て下さい。

なぜこれがワーキングメモリを鍛えるのにいいのか?

それは、一時的に覚えることを繰り返し
一時的に覚える量を増やすことができるからです。

ちなみに全部のレベルをクリアするには、
1年間毎日やっても私には無理でした。

しかし、確実にレベルが上がってはいます。
すなわち、一回に覚えることができる量が増えていることにつながります。

ゲーム感覚でプレイでき自分の成長がレベルでわかる。
だまされたと思って1ヵ月ほどやってみて下さい。

気づいたころには
「あれ?何取りに来たんやっけ?」
と忘れることが減るはずですから。

私が使っている「DNB」はメンタリストDaigoさんが監修して作った
無料のものを使ってるのでお金はかかりません。

リンク貼っておくので気になった方は是非どうぞ

Appleストア(iPhone用)
https://apps.apple.com/jp/app/dnb-15%E5%88%86iq%E3%82%A2%E3%83%83%E3%83%97%E8%84%B3%E3%83%88%E3%83%AC%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0/id1413523144

Googleプレイ(Android用)
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.keigo.matsumaru.dnback&hl=ja

最後に

 

今回はもの忘れが起きる原因として、
ワーキングメモリの容量に限界があることを紹介しました

 

「もの忘れが起きる理由」のように一般人では
年をとったからと簡単に考えがちなことでさえ、
理由を科学的根拠をもとに考えている。

そんな、本当の天才は何を考えて物事をとらえ考えているのか知ることができる
「天才科学者はこう考える」はおススメです。

雑学と呼ぶには高度な話が満載です。

「天才科学者はこう考える」を読み終えるころには
真理の扉を見たエドワード・エルリックのように
世界が違て見えるかもしれませんね。


天才科学者はこう考える 読むだけで頭がよくなる151の視点 [ ジョン・ブロックマン ]

 引用元情報
編者:ジョン・ブロックマン
訳者:夏目大 花塚恵
発行年:2020年
発行所:ダイヤモンド社
装丁デザイン:竹内雄二
装丁画像:Paul Campbelll/iStock
本文・図版デザイン・DTP:松好那名
製作進行:ダイヤモンド・グラフィック社
印刷:信毎書籍印刷(本文)・新藤慶昌堂(カバー)
製本:川島製本所
編集協力:野口孝之
編集担当:上村晃大

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