こんにちは!
今回は、「人前で話す時に心がけるべき話の構成!!」です。
「人前で話すと話の流れにまとまりが無い」
「つまり何が言いたいの?と聞かれることがある」
そんな人前で話すことが苦手なあなたに向けて書いた記事です。
ちなみに私は、人前以前に人が苦手なので話せる話せないに関係なく人前で話したくないです。
記事を書くにあたり引用させていただいた本は、
ジェレミー・ドノバンの「TEDトーク 世界最高のプレゼン術」です。
仕事や学校でスピーチする機会があるなら読んで損はない一冊です。
話の3つの構成
あなたはどんな風に人に話をしていますか?
最初に結論を述べてから理由を話していますか
人前で話すのに適した話の構成が3つあります。
①〈現状ー問題提起ー解決策〉型
②時系列型
③アイデア・コンセプト提起型
①と②は何となく聞いたことあるような構成ですね。
しかし、〈現状ー問題提起ー解決策〉型ですら
知っていても正しく使えている人はほとんどいません。
スピーチのように事前に準備していれば話は変わりますが、
いきなり人前で話す時あなたは、〈現状ー問題提起ー解決策〉型で話せていますか?
現状ー問題提起ー解決策型の使いどころ
ここからは、〈現状-問題提起ー解決策〉型に焦点を当てて紹介していきます。
そもそも。〈現状ー問題提起ー解決策〉型はどのような時に使うのが1番効果的なのか?
それは、
相手の考えを変えたり、相手に何か行動を起こさせる気にさせる時に一番効果が発揮されます。
ようは、ストーリーで話すことにより追体験を感じ相手が自分にもできると思わせることですね。
〈現状ー問題提起ー解決策〉型は良くCMや広告で使われています。
女性からモテない⇒体臭が原因だった⇒デオドラントスプレーで体臭を改善する
みたいな広告よく見ませんか?
これは、誰もが商品の力で自分を変えることができると思わせるためなんです。
広告の話は若干大衆先導のテクニックも含まれているので深くは追及しませんが。
では、具体的に〈現状ー問題提起ー解決策〉型を使えばいいのか?
〈現状ー問題提起ー解決策〉型の使い方
ここからは、〈現状ー問題提起ー解決策〉型の実践方法をご紹介します。
まず話の導入部分〈現状〉です。
あなたは話始めはどのように話していますか?
〈現状〉で話す時に注意する点は
あなたが非常に中立的な立場で説明することです。
あなたの話を聞くほとんどの人は
好奇心が強いわけでもなく、あなたの話の予備知識があるわけでもありません。
聞き手のほとんどは何も知らないに等しいのです。
そんな人にこれからあなたが話す内容の「背景事情」を説明する必要があります。
極端な思考の持ち主だと思われると、聞き手は興味をなくします。
あなたがするべきことは、現状がどういう状態なのかを話すことです。
まずは聞き手の頭の中に物語の「世界観」と「登場人物」を作り出してください。
次に〈問題提起〉です。
問題提起と言われてあなたならどんな話をしますか?
問題提起の段階では、ただ解決したい問題を挙げるだけでは意味がありません。
次の解決策につながるような問題提起を話すことが重要です。
要は、苦痛の中にも希望を持たせることです。
地獄に天国につながる蜘蛛の糸が1本垂れてきたと考えて下さい。
問題提起の段階でただの問題の羅列になってしまえば、
聞き手は早々にあなたの話には問題点が多いから聞く価値がないかもしれないと思われてしまします。
実際に、YouTubeの動画でも話の内容が次に話すことの内容とつながらなければ
途中で視聴を止める人が多いですし。
※聞き手の好奇心や予備知識が高い場合は、考えることが楽しくなる場合もありますが結局あなたの話は上の空で聞き手は解決策の方に集中します。
最後に〈解決策〉です。
解決策の段階に入れば後は簡単です。
あなたが問題提起した内容を100%払拭する内容の解決策を提示してください。
ここで大切なのが、問題提起した内容がちゃんと解決されていることが重要です。
よくある話では、解決策を話しても解決策になってない場合が多いです。
工事現場などの現場仕事でよくあるのが、
事故が起きた⇒事故が起きた問題を出す⇒チェックリストを使用させる
これでは、問題解決になっていないことがわかりますよね。
問題が起きた原因の追及が解決策を考える人に届いていません。
実際、現場の人は仕事量が多く休む暇がない。
もし、休めば給料が無くなり生活ができない。
だから、チェックリストには体調が良いと嘘の申告をする。
結果、事故につながる。
問題提起の内容を充分に理解しないと、いくら解決策を出しても対面的な解決策しか出てきません。
対面的な解決策は自己満足でしかありません。
問題提起で出した問題を解決する場合は必ず、
誰が見ても問題が100%解決してると分かる内容にしてください。
もし、問題が100%解決するのが無理な場合は問題提起の段階で排除してもいいかもしれません。
最後に
今回は、話の構成として〈現状ー問題提起ー解決策〉型をご紹介しました。
紹介できなかった
時系列型とアイデア・コンセプト提起型を知りたいなら
是非ジェレミー・ドノバンの「TEDトーク」を読んでみて下さい。
人前で話すのが苦手な人にはおすすめの本です。
あなたが人前で自然に話せることを願っています。
引用元情報
書籍名:TEDトーク 世界最高のプレゼン術
著者:ジェレミー・ドノバン
訳者:中西真雄美
発行年:2013年
発行者:佐藤隆信
発行所:株式会社新潮社
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