こんにちは!
今回は、「内向型人間だけが持っている驚異的な特殊能力」です。
「人と接するのが苦手」
「一人でいる方が心地いい」
と思っている内向型なあなたのために書いた記事です。
ちなみに私も内向型人間なので、職場で仕事しているよりも
家でブログを書いてる方が楽しいです。
記事を書くにあたり引用させていただいた本は、
スーザン・ケインの「内向型人間が無理せず幸せになれる唯一の方法」です。
タイトルに幸せとか入ってると若干怪しさは出ますが、
れっきとした科学的根拠をもとに書かれた本なのでご安心ください。
内向型人間は何が得意なのか?
あなたは内向型人間といわれて何を思い浮かべますか?
人前が苦手、行動が遅いなど
マイナスイメージばかり考えませんでしたか?
一般的には内向型人間は社会に適応できないとまで言われていますが、
それは、ほとんどの人間が内向型人間が力を発揮できる場所を知らないからなんです。
内向型人間の特徴は「とても敏感」なことです。
人に見られたり、人から評価されたり、大きい音やグロテスクな映像を嫌います。
そんな内向型人間の傾向は
内向型人間の得意分野の傾向
哲学的・精神主義的な傾向がある
です。
哲学的は何となくイメージできると思いますが、
精神主義的とはいったい?
内向型人間の傾向① 哲学的
さっきの話の流れから行くと精神主義的話と思いました?
残念、先に哲学的な話をしてから精神主義的な話をします。
内向型人間が哲学的な理由は、
他の人よりも、物理的な情報を処理する能力が高いからです。
物理的な情報とは、
例えば「アハ体験」のような微妙な変化の違いに気づけるかどうかです。
内向型人間はとても敏感と言いましたね。
とても敏感なことが、物理的な情報処理につながります。
内向型人間はとても敏感なことにより、
見ているモノの変化をより多く気づきます。
変化の度合いが、内向型人間以外の人が見落としてしまいそうな小さなことでも。
もしかすると、女性の髪型の変化や匂いの変化に気づく陽キャだと思っている人の本性は
内向型人間かもしれませんね。
ちなみに、内向型人間の方が変化に対して気づくことが多いと証明した研究は
ニューヨーク州立大学のストーニーブルック校の学者たちの研究です。
18人の被験者に2組の写真(片方は明らかに違いが分かる組み・片方はよく似ている組)を見せて
脳の働きをfMRIで調べた研究になります。
結果、
内向型人間の方がよく似ている写真をじっくり見る時間が長く
fMRIからも画像と貯蔵された情報を結び付ける働きを司る部分が活性化していました。
ようするに、内向型人間の方が
サイゼリヤの間違い探しに対してより長い時間考え
答えを見つけるということです。
実験の結果から、
「内向型人間の方がじっくり見る時間が長いからより多く気づいただけなのでは?」
と思うかもしれませんが
内向型人間以外の人は長い時間同じものを見ていることさえできなかったのです。
何かに没頭する集中力の差が出ているのかもしれません。
内向型人間の傾向② 精神主義的
内向型人間が精神主義的な理由は
他の人よりも、感情的な情報を処理する能力が高いからです
ようするに、感情移入をする力が強いということです。
本を読んで涙を流したり、登場人物と同じような怒り・悲しみ・喜びを
自分も体験しているように感じます。
感情的な処理は物語の話だけではありません。
人間関係にも発揮されます。
内向型人間は、
話している相手の細かな動きにも敏感にとらえます。
ある話をしている時に、相手が身体の向きをそらした。
ある話をしている時に、急に相手の声のトーンがさがった。
ある話をしている時に、相手が退屈そうにしている。
ある話をしている時に、相手が楽しそうに聞いてくれている。
正直言って数えきれない情報量を内向型人間は感じ取っています。
内向型人間が人と話すのが苦手な理由の1つが、
相手から読み取る情報量が多すぎて疲れてしまうからなんです。
好きな食べ物を食べすぎると嫌いになってしまうように
内向型人間は、人から得る情報が多すぎるために人と話すのが苦手になっています。
だから、現代のYouTuberなどの動画配信者は内向型人間が多いです。
もともとは人と話すのが苦手で、テレビに出れば司会者やゲストと話さないといけないから無理。
しかし、YouTubeなどの動画配信は全世界にむけて発信はしているが
動画撮影時自体は1人でできます。
内向型人間は、1人でや動画を撮影する気楽さと
注意深く物事を考える思考能力が合わさりYouTubeなどの動画配信で活躍しています。
あなたがもし、内向型人間ならば自分の世界を作って
自分の世界でゆっくり物事を考え必要以上に人と接することが無いように生きれば
あなたの力が最大限に引き出されるかも知れません。
そして、あなたの会社に内向型人間がいるなら
下手にチームを組ませず単独でプロジェクトを任せるのもありかもしれません。
もちろん、押し付けるのではなく困ったり・悩んでいたらサポートできる体制は必要ですが。
最後に
今回は、内向型人間の特殊能力として「哲学的・精神主義的な傾向」をご紹介しました。
内向型人間は外から見たら協調性が少なく人間関係を上手く作れないと思われています。
しかし、それは外向的な人間が率先して空気感を作っているからです。
内向型人間が中心となり空気感を作れば外向的な人間の方がむしろ能力が低く見えます。
内向型人間と外向型人間の共存するのが難しいなら
それぞれに分けてチームを組ませるのも悪くないかもしれませんね。
そして、あなたが内向型人間ならば
スーザン・ケインの「内向型人間が無理せず幸せなれる唯一の方法」を読んでみて下さい。
どうしても外向的に振るまわないといけない場面の対処方法も書いてあるので
内向型人間にとってはおすすめの本です。
あなたが自分らしく生きれることを願っています。
引用元情報
書籍名:内向型人間が無理せず幸せになる唯一の方法
著者:スーザン・ケイン
発売年:2020年
訳者:古草秀子
発行所:株式会社講談社
デザイン:鈴木成(デザイン室)
カバー印刷:共同印刷株式会社
印刷:豊国印刷株式会社
製本:牧製本印刷株式会社
本文データ制作:講談社デジタル製作
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