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大規模学校と小規模学校どちらの方が学力が上がりやすいのか?「ダニエル・カーネマンのファスト&スロー」より

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ダニエル・カーネマン
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こんばんは!

今回は、「大規模学校と小規模学校どちらの方が学力が上がりやすいのか?」です。

「小規模の方が1人に対する先生の時間が長いから学力が上がる」
など小規模学校の方が有利だと思われてる現状に水を差す記事になっております。



情報元は
ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」です。

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学校の規模で学力は変わらない

 
あなたは、40人クラスと20人クラスどちらで授業を受けた方が成績が上がると思いますか?

多くの人が信じているのは「20人クラス」です。

なぜなら、少人数の方が先生が1人当たりに費やす時間が増えるからです。

ところが、
平均的な学力が低い特徴も少人数と言われています。
 
 
なぜだかわかりますか?

そうです。
母数が少ないほどバラつきが大きく出るからです。


もう少し噛み砕くと
少人数クラスに賢い人が集中すれば賢く見られ
少人数クラスにバカな人が集中すればバカに見られます。

そして、統計は良い結果(賢いクラス)を見て少人数クラスは学力が上がりやすいと判断するのです。
 
単純に賢い学校の特徴を調べたが
バカな学校の特徴は調べなかったということですかね。
 
他にも
大規模学校の方が小規模学校より成績が上がりやすい結果も出てます。

理由としては、
大規模学校ほどカリキュラムが豊富にあり
自分にあった勉強ができるからと言われています。


当たり前ですが、
基本の5科目ではなく
商業科目、家庭科科目、技術科目、美術科目
それぞれに得意不得意があり
自分の得意な分野を選べば成績も上がるよね~というわけですね。

これは、大学選びで自分の熱中できる授業がどれだけあるのか?
ってところと成績が関連しそうですね。

母数が少ない確率は信用するな!

 
あなたはコイントスでどちらの確率を信じますか?

裏裏裏裏裏裏(裏6回)
表裏裏表裏表(表3回裏3回)

多くの人は(表3回裏3回)の方を選びます。

理由は単純で
コイントスの確率は表か裏50%だと知っているからです。

ここまでが一般的な考え方です。

しかし、この考え方には大きな誤りがあります。

それは、コイントスを6回しか行っていないのに確率が収束するわけがないということです。

当たり前ですが、確率は1000回1万回など途方もない回数を行ったすえに収束します。

たっと6回裏が連続で出たところで不思議なことはありません。
※あなたがコイントスに莫大な賭けを行っていたら疑いたくなる気持ちもわかりますが。

有名なCEOが3社連続で成功したら次も成功するのか?

そうではないですよね?
たった3社しか成功してないので確率はわからない


もっといえば有名なCEOであろうとたまたま連続で3社成功しただけかもしれない。

次から連続で失敗するかもしれない。

 
とまぁ言いたいこととしては
小さい母数で因果関係を見つけても
それは偶然以外の何者でもない可能性がありますよってことです。


厄年に災いが集中するってのも考え深いですね~

最後に

 
今回は、小規模or大規模についてご紹介しました。

情報元に使用した
ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」では、

人間は偏った思考で意志決定を行っていることを教えてくれる面白い1冊です。


自分の思考の偏りに気付きたい片は↓のリンクからどうぞ。

あなたが正しく確率を見れるようになることを願っています。

    引用元情報
    著者:ダニエル・カーネマン
    タイトル:ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるのか?
    発売年:2014年
    訳者:村井章子
    解説:友野典男
    発行者:早川浩
    発行所:株式会社早川書房

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