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思い出しやすいことにとらわれる【ヒューリスティック】の罠「ファスト&スロー」より

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ダニエル・カーネマン
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こんばんは!

今回は「思い出しやすいことにとらわれる【ヒューリスティック】の罠」です。

「自分の考えが偏っていると感じる」
「いつも不安を抱えている」

そんな自分の思考にとらわれているあなたに向けて書いた記事です。

情報元は
ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」です。

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思考はヒューリスティックにとらわれている


あなたは、自分の考え方が偏っていると感じたことはありますか?

多くの人は自分の考え方は一般的だと言います。

なぜなら、自分の考え方を客観的に見れる人が少ないからです。

例えば、
道路を歩いている時に
歩行者はスピードが出ている自転車を危ないと思いますが
自転車は歩行者を認識して危険の無いように運転している

あなたが歩行者であれば自転車は危険なものと感じ
自転車を良く利用するなら逆に歩行者はもっと周りを見るべきだと感じるでしょう。

このように、
自分の状況や環境から一番思い出しやすい考え方にとらわれることを
【ヒューリスティック】と呼びます

【ヒューリスティック】を詳しく知るために
次の質問に答えてみてください。

「あなたは1年間のどれぐらい恋人とデートしましたか?」

「あなたは今幸せですか?」

どうですか答えてくれましたか?

今回は1つめの質問で彼女とデートという単語を出すことで
次の質問による幸せの定義を誘導しました。

 
詳しく解説すると
【ヒューリスティック】は利用しやすい思考を採用します。

1つ目の質問で「恋人とデート」という単語を出して
2つ目の質問である「幸せ」の定義を「恋人とデート」に考えませんでしたか?

 
「幸せ」なんて漠然としたもの今の人生や過去未来考えると途方もないので
脳は一番手っ取り早い方法で
「恋人とデート」という情報を採用したわけですね

もちろん、私のように
「幸せの定義は田村ゆかりさんにある」
などと考えている人は別の回答が出たと思いますが。
 

【ヒューリスティック】を多様すると凝り固まった考え方しかできない頑固おやじになってしまいます。
 
なので、
自分がいつも同じ考え方をしている場合は
「なぜこう考えているのか?」
と自問自答するだけでも
【ヒューリスティック】の罠から逃れることができるので是非お試しください。

最後に

 
今回はヒューリスティックについてご紹介しました。

情報元として使用した
ダニエル・カーネマンの「ファスト&スロー」では
ヒューリスティックだけでなく人間の意志決定は何によって左右されているのかを知ることができるので
自分の考えや意志決定の仕組みを知りたい方は是非読んでみてください

あなたがヒューリスティックに陥らないことを願っています。

 

引用元情報

著者:ダニエル・カーネマン

タイトル:ファスト&スロー あなたの意思はどのように決まるのか?

発売年:2014年

訳者:村井章子

解説:友野典男

発行者:早川浩

発行所:株式会社早川書房

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