こんにちは!
今回は「残り後わずかです!お買い求めはお早めに!みたいな宣伝文句にダマされてませんか?」です。
「今だけのタイムセール」
「今回しか手に入らない!チャンスは今しかありません」
などの希少性や限定モノに弱いあなたのために書いた記事です。
ちなみに、私は田村ゆかりさんのライブグッズなどは逃せばもう2度と手に入らない
予備も買っておこうなどと思って購入している愚か者です。
田村ゆかりさんにお金が入るし、
個人的にグッズは日常的に使用して幸福感が高まってるので良い判断だと信じたいが、
他人から見たらただの愚か者です(笑)
記事を書くにあたり引用させていただいた本は、
ロバート・B・チャルディーニの「影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか」です。

希少性をもちいた2つの落とし穴
希少なモノや限定モノに弱い人はなぜ希少や限定モノだと心が揺れるのかを知る必要があります。
希少性の落とし穴は2つあります!
1つ目は、「簡単に手に入らないモノ=価値がある物」と認識してしまうことです。
2つ目は、「手に入れる機会が減少すると、より欲しくなる」心理を持っているからです。
あなたも希少性の2つの落とし穴にハマった覚えはありませんか?
「簡単に手に入らないモノ=価値のある物」と勘違いする
希少性の落とし穴の1つ目、
「簡単に手に入らないモノ=価値のある物」と勘違いするについて解説していきます。
と言ってもあなたは身をもって体験したことがあるはずです。
人によって価値観はさまざまなので一概には言えませんが。
高級食材はなかなか手に入りませんよね?
タラバガニや神戸牛のシャトーブリアンなどなど
高いモノ=美味しいと認識してますよね。
食べたことがないモノでも。
「値段が高い=美味しい」のように
「手に入りにくいモノ=価値のある物」と思ってしまうのが人間の無意識の心理です。
いつもはどこにでも売っているはずの買マスクが
コロナの影響で品薄になったのも
「手に入りにくいモノ=価値のある物」と認識したことが原因の1つです。
マスクなんて1箱1,000円するかしないかなのに、
一時期は2,000円~3,000円で販売されてましたよね。
確かに着用する必要性があるのはわかりますが、
明らかな値段の底上げにも気づかず今を逃せばもう手に入らないかもしれない。
という一種の脅迫観念に脅されて元の何倍もする値段のマスクを買いませんでした?
希少性が危険なのは、
普段なら正常な判断ができるのにもう簡単に手に入らないと思わせることにより
正常な判断を鈍らせ愚かな買い物や行動を促してしまします。
希少性の落とし穴にハマりそうだと思ったら自問自答してください。
「本当に今必要なのか?本当にその金額に見合う価値はあるのか?」と
「手に入れる機会が減少すると、より欲しくなる」心理を持っている
希少性の落とし穴の2つ目、
「手に入れる機会が減少すると、より欲しくなる」心理を持っているについて解説していきます。
これはよく買い物をする人なら必ず経験したことがあると思います。
ネット広告でも、
「後何分でタイムセールが終了します」
という広告を見たことありませんか?
これも手に入れる機会が減少する心理をあなたに与えています。
「この機会を逃せば今よりも高い金額で買わなければならない」
と思ったらついつい買ってしまう経験ありますよね。
不動産やがよく使う手口では、
物件を見に行った際に必ず言われることがあります。
「この物件は他の方も検討していて早めに決めていただかないと売れてしまう可能性があります」と
実際に私の友人も同じように言われてました。
ここでのポイントは、「他の人が買うかもしれない」
「自分が欲しいタイミングで手に入れることができない」
とあなたの欲しいモノが手に入らないかもと思わせることにより
購入を促しています。
ちなみに、家電量販店でも使用される場合があります。
新しいモデルやセール品を見ていると
「その品現品限りなんですよ」や
「もう最後1つが売れてしまって……..」
と言われる場合があります。
あなたはすでにその商品が欲しいと思い始めていたので店員さんに
「店の奥に1つぐらい在庫はないか調べてもらえますか?」
と聞くはずです。
そうすると店員さんは必ずと言っていいほど
「店の奥に1点だけ在庫が残ってました。お客様は幸運ですね」と
そして店員さんの手には契約書またはレジへの直通経路を案内してくるでしょう。
あなたはきっと欲しかったものが買えて嬉しく思うはずです。
しかし、ここで考え直してみて下さい。
「もし欲しいモノの在庫が大量にあると知ったら本当に購入していましたか?」と
別の心理学的用語になりますが、人間には一貫性の原理を持っていて
1度きめたことは貫こうとします。
それは買い物も同じで1度買うと決めたら多少の難題があっても手に入れるまで満足しません。
そんな一貫性の落とし穴も一緒に落ちてしまうと戻ってこれなくなるので
希少性の落とし穴にハマていると感じたら立ち止まることが大切です。
ここまで希少性の落とし穴について話してきましたが、
中には本当に希少なモノで機会を逃せば後悔する出来事も起こるはずです。
大切なのは、希少性を抜きにしても本当に欲しいモノなのかを自問自答することです、
最後に
今回は、希少性の落とし穴を2つご紹介しました。
希少性の落とし穴のように、人間には無意識に反応してしまう心理的落とし穴がたくさんあります。
「希少性」「一貫性」「返報性」「権威」などなど
知らず知らずのうちにダマされていることがあります。
無意識的に騙されないようにするためには、
ロバート・B・チャルディーニの「影響力の武器」はおすすめの本です。
あらゆる口の上手い商売人が使っているテクニックを心理学的に分析し
ダマされないような対策まで教えてくれます。
これ以上騙されたくない人は一読する価値はありますよ!

著者:ロバート・B・チャルディーニ
書籍名:影響力の武器 [第三版]
発売年:2014年
訳者:社会行動研究会
発行者:柴田敏樹
印刷者:日岐浩和
印刷所:株式会社誠信書房
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