こんにちは!
今回は、「注意!お店で歩く距離が増えれば増えるほどお金を使ってしまう!」です。
「買い物行くとついつい余計なものまで買ってしまう」
「気づいたら財布の中が空っぽ」
など無意識に無駄づかいをしてしまうあなたのために書いた記事です。
本を書くにあたり引用させていただいた本は、
アニンディヤ・ゴーシュの「Tap スマホで買ってしまう9の理由」です。
お店でどれぐらい歩くとお金を使ってしまうのか?
アニンディヤ・ゴーシュの「Tap スマホで買ってしまう9の理由」では
お店で一定距離を歩くと計画外の支出をしてしまうと述べられています。
では、どれぐらい歩いたら計画外の支出を何円してしまうのか?
あなたもお店を歩いているところを想像して考えてみて下さい。
答えは、お店内を17メートル歩くごとに1ドルです。
※1ドル約105円(10月8日現在)
17メートルのイメージは
小学校の教室2部屋分~テニスコートの縦の長さの間ぐらいです。
17メートルって数字で聞くと大きく感じますが、
実際に歩いてみると大した距離ではありません。
学生時代を思い出し下さい。
教室2部屋分を歩いていても特に遠いとも感じませんよね。
海外の研究なのでスーパーが日本と違い大きいので
日本では17メートルよりも少ない距離で105円の計画外支出をしてしまうかもしれませんね。
17メートルで1ドルはどうやって見つけたのか?
17メートルで1ドルの計画外支出はどうやって見つけられたのか?
アニンディヤ・ゴーシュの「Tap スマホで買ってしまう9の理由」では
ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスの
マーケティング学助教授のサム・フイと
ピッツバーグ大学の
ジョセフ・カッツ・グラジュエイト・スクール・オブ・ビジネスの
マーケティング学教授のジェフリー・インマンと同僚が実施した調査を紹介しています。
調査の方法は、
スーパーの中で無線自動識別タグ(BFID)を使用して顧客に商品のクーポンを送ります。
※無線自動識別タグ(BFID)とは、
ユニクロやGUの服についている値段が書いてあるタグの中に埋め込まれたチップです。
ユニクロやGUでタグを透かして見ると中に入っているものが見えるはずです。
他にも、盗難防止用のブザーにも無線自動識別タグ(BFID)が使われています。
顧客に送るクーポンの内容はさまざまで食材から日用品までランダムに送ります。
クーポンを送る目的はお店の中をより多く歩いてもらうためです。
調査の結果
クーポンの効力を無視すると17メートルで1ドルの計画外支出だったのが、
クーポンをケータイに送ると計画外の支出が16.1%13.80ドル~21.20ドル)まで増やせることが分かった。
簡単にまとめるなら
お店の中で過ごす時間が増えれば増えるほど顧客がより多くお金を使いやすくなる。
そして、クーポンが絡むとより多くのお金を使うということです。
計画外の買い物をするのはいつなのか?
お店で過ごす時間が増えれば増えるほどより多くのお金を使っていしまうことが分かりました。
しかし、欲しいモノやもともと買う目的のものを買うのはべつに悪いことではないですよね。
ここで問題なのが、人間はいつ予定にない買い物をしようと決断するのか?です。
この調査では、
ニューヨーク大学スターン・スクール・オブ・ビジネスの
マーケティング学助教授のサム・フイと
ピッツバーグ大学の
ジョセフ・カッツ・グラジュエイト・スクール・オブ・ビジネスの
マーケティング学教授のジェフリー・インマンと同僚が実施した調査の
追跡調査で判明しました。
人間が計画外の支出を決意するのは
買い物の後半で行われ、場所は店の通路で行われます。
そして、計画外の支出の平均的な予算は「11ドル」です。
※約1200円
調査の結果を知ると、
買い物ついでのウインドーショッピングが怖くなりますね。
あなたがウインドーショッピングしている最中に
少し気になる物を見ていると突然ケータイクーポンが届きます。
あなたの見ていた物が20%OFFで買えるクーポンです。
しかも有効期限は本日限り。
この機会を逃せば次は正規の値段で買わなければならないかもしれない。
そんな状況に遭遇したらあなたが買いたい衝動を抑えることができますか?
あなたはどうかわかりませんが、
多くの人間はクーポンの誘惑と有効期限は本日限りという言葉に惑わされ
買い物をしてしまします。
少し気になっていただけの、本当に欲しかったのかもわからない商品を。
希少なモノ、限定などの言葉に人間は無意識のうちに価値を感じてしまいます。
こちらの解説は過去の記事でしているので気になる方は↓のリンクからどうぞ!
残り後わずかです!お買い求めはお早めに!みたいな宣伝文句にダマされてませんか?
⇒https://hiroki-library.com/?p=616
最後に
今回は、お店内を17メートル移動すると計画外の支出が1ドル増えることを紹介しました。
記事の中で紹介した内容は、「Tap」で紹介されている研究でもアナログな調査です。
「Tap」ではスマホが普及した現代で、どのようにすればよりモノが売れるのか?
どのようにすれば遠い位置に居るお客をてに入れることができるのか?
などなど誰もがスマホを持っていることを使い、
お客を獲得したい方にはおすすめの本です。
逆転の発想をするなら、無駄遣いをしないために
お店側がどんな誘惑を使ってくるのかを知り対策するのにも使えます。
引用元情報
著者:アニディヤ・ゴーシュ
書籍名:スマホで買ってしまう9つの理由 Tap
発売年:2018年
訳者:加藤万里子
発行者:村上広樹
発行:日経BP社
発売:日経BPマーケティング
装幀:西垂水敦(krran)
写真:ゲッティ イメージズ
編集:川上純子(株式会社LETRAS)
制作:アーティザンカンパニー株式会社
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