こんにちは!
今回は、退屈な仕事が楽しくなる【ジョブ・クラフティング入門#4】です。
「仕事なんてお金稼ぎの道具としか見ていない」
「転職するべきかとどまるべきかわからない」
そんな仕事に悩みをかかえているあなたに向けた記事です。
【ジョブ・クラフティング入門#4】は、
前回からの続きですのでまだ読んでない方は下のリンクから先に前回分をどうぞ
第1回目(基礎知識)→ https://hiroki-library.com/?p=540
第2回目(ビフォー・スケッチ、ビフォー・スケッチ省察)→ https://hiroki-library.com/?p=544
第3回目(動機と嗜好のピックアップ)→ https://hiroki-library.com/?p=549
記事を書くにあたって引用させていただ本は、
鈴木祐さんの「科学的な適職」です。
毎回説明しているのでひと言だけ、
仕事や転職・就職で悩んでるならとりあえず読め!
以上です。
読めばわかる、読まなければ今までと同じ生活を送るでしょう。
ジョブ・クラフティング前回までの復習
簡単に前回まで紹介した【ジョブ・クラフティング】について復習しましょう。
第1回目では、【ジョブ・クラフティング】の基礎知識をご紹介しました。
・【ジョブ・クラフティング】とは何か?
「仕事を自分の価値観にもとづいてとらえ直す方法」
・【ジョブ・クラフティング】の効果は?
「前向きな行動が増加」
「周囲の問題を積極的に解決する姿勢の増加」
「主体的に仕事に取り組む姿勢の増加」
第2回目では【ジョブ・クラフティング】を進める7つの手順の内2つ紹介しました。
・「ビフォー・スケッチ」
あなたの仕事を構築しているものを分析する
・「ビフォー・スケッチ省察」
ビフォー・スケッチで書き出した内容についてさらに考える
- 今の仕事を最初に始めたときに比べて、現在の時間とエネルギーの割り当てには変化したところがあるか?
- 現在の時間とエネルギーの割り当てを見て、どのように感じたか。
そして、そのように感じた理由はなんなのか? - ビフォー・スケッチを見て驚いた点はあるか?
![ビフォー・スケッチ](https://hiroki-library.com/wp-content/uploads/2020/09/20200920_110342-1024x487.jpg)
上図のようにビフォー・スケッチをして
ビフォー・スケッチ省察で3つの質問に答えてもらいました。
第3回目では、【ジョブ・クラフティング】を進める7つの手順の内1つを紹介しました。
・動機と嗜好のピックアップ
あなたがなぜ仕事をしているのか?
そして、あなたが好む考え方のタイプを見つけること。
「動機」「嗜好」2つに分けてあなたがなぜ仕事をするのか?
そして、何を使って仕事をしたいのか?を見つけてもらいました。
④課題クラフティング
【ジョブ・クラフティング】を進める7つの手順の内4つ目
「課題クラフティング」です。
「課題クラフティング」とは?
自分の考える仕事を新たな言葉でとらえ直す方法です。
具体的に言うと
電車の運転手が
「私は電車を運転する仕事をしている」
と考えているのを
「私は人々の生活に欠かせない交通手段を提供している」
スーパーのレジ打ちの人なら
「私はレジ打ちの仕事をしている」
と考えているのを
「私がいないと飢えて死んでしまう人が出てくる」
など、自分の仕事をただの作業ととらえるのではなく
仕事を通じて何を行っているのかを考えて下さい。
ただ、何もないところから考えるのは難しいので
①ビフォー・スケッチと③動機と嗜好のピックアップを使いましょう。
まず、①ビフォー・スケッチで書いた紙を用意してください。
そこに書いてある仕事内容に③動機と嗜好のピックアップで選んだ内容を
書き込んで下さい。
![課題クラフティング](https://hiroki-library.com/wp-content/uploads/2020/09/20200922_112446-1024x613.jpg)
上図のように
四角で囲ったものがビフォー・スケッチで書いたもの
丸で囲ったものが動機と嗜好のピックアップで選んだものです。
このように仕事内容に動機や嗜好が当てはまる物を書き込んでください。
ちなみに、ビフォー・スケッチで時間とエネルギーをもっと使いたい
仕事内容があった場合はこのタイミングで
何の仕事を減らし何の仕事を増やしたいのかを書き換えて下さい。
課題クラフティングでは、あなた本位で考えてもらってかまいません。
他の人やお客様ではなく、あなたがどうしたいのかを考えて下さい。
課題クラフティングが終われば、
あなたはそれぞれの仕事に対してどのような気持ちで
どれぐらいの時間とエネルギーを使うべきかを知ることができます。
➄関係性クラフティング
【ジョブ・クラフティング】を進める7つの手順の内5つ目
「関係性クラフティング」です。
「関係性クラフティング」とは?
会社の同僚・上司・外部のクライアントなどの関係性を再構築することです。
具体的にいうと、
仕事は同じチームや同じ部署内で行われていることが多くないですか?
営業職なら営業チームだけ
コンサル職ならコンサルチームだけ
で固まって戦略をねってませんか?
同じ仕事内容を共有している人の集まりなら意思の疎通は簡単ですね。
しかし、新しい解決策は思いつきにくくなります。
営業職なら商品を作っているエンジニアとコミュニケーションを取ることで、
商品の一番の魅力を知ることができたり
逆に商品を作るエンジニアなら営業職とコミュニケーションを取ることで、
お客様の声を教えてもらうことで本当に必要な機能は何なのかを知ることができます。
これは、同じ部署内で固まっていては思いつかないですよね。
このように、いつものメンバーだけで仕事内容に対して考えるのではなく
他の同僚・上司・外部のクライアントに助言をしてもらい
よりよい方向に仕事を進めていくことが
「関係性クラフティング」です。
ここで④課題クラフティングで使用した紙を使います。
書き出した仕事内容ごとに誰に助言を求めればもっとも効率がいいのかを書いてください。
![関係性クラフティング](https://hiroki-library.com/wp-content/uploads/2020/09/20200922_114948-1024x465.jpg)
私の会社ってそもそも規模が小さいので
「関係性クラフティング」を行いにくいのですが、
その中でも一番助言をくれそうな人を選出しました。
電話受付をシステム開発部にしたのは、
ネットで申し込みできるのに電話受付が多くなるのはおかしいなと思い
システム開発部と話せばいい解決策もしくは、システムを追加してくれるのではないか?
という期待を込めました。
このように、自分やチームで考えても井の中の蛙と同じで
思いついたアイデアでも革命的なアイデアは生まれにくいです。
それなら、他の専門分野の人に助言を受けよう
というのが「関係性クラフティング」でした。
ちなみに、「関係性クラフティング」は転職にも使えて
全くの未経験だと採用される確率って減りますよね?
そこで「関係性クラフティング」を使いましょう。
転職先が困っていそうなことを違う業種だったあなたのアイデアで改善するんです。
外から見れば解決策はすぐ思いつくのに、
自分たちで考えると何も出てこないそのままでいいやという考えに収まりますし。
最後に
今回は、【ジョブ・クラフティング】を進める7つの手順の内
「④課題クラフティング」と「➄関係性クラフティング」をご紹介しました。
ここまで来ると、ただ仕事をしているのではなく
自分が何のために仕事をしているのか見えてきましたか?
もし見えてこないなら、他の方法を試すのもありかもしれませんし
本気で転職を考えたほうがいいかもしれません。
転職を考えるなら鈴木祐さんの「科学的な適職」は絶対に読んだ方がいいので
おすすめですよ!
次回→ https://hiroki-library.com/?p=560
![](http://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/book/cabinet/3746/9784295403746.jpg?_ex=128x128)
科学的な適職 4021の研究データが導き出す [ 鈴木祐 ]
引用元情報
書籍名:科学的な適職
著者:鈴木祐
発行年:2019
発行所:株式会社クロスメディア・パブリッシング
発行人:小早川幸一郎
発売所:株式会社インプレス
ブックデザイン:金澤浩二
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