スポンサーリンク

人間は損を嫌う生き物だ!!

スポンサーリンク
A.プラトカニス
スポンサーリンク

こんにちは!

今回は「人間は損を嫌う生き物だ!!」です。

「もう手に入らない可能性があります」
「今までの努力が水の泡になるのが嫌」
など損をすることから逃れようと相手の罠にはまってしまうあなたのために書いた記事です。

 

私も昔は、限定品などに弱かったですが
今では本当に欲しいモノかを見極めるようにしています。

 

記事を書くにあたり引用させていただいた本は、
A.プラトカニス/E.アロンソンの「プロパガンダ 広告・政治宣伝のからくりを見抜く」です。

本の帯にも書いてあるように
「あやつられたはいけない!」
政治・メディアなどがどのように人を操ろうとしてるのかを知るおすすめの本です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

損を嫌う

 

私のブログを読んで下さっている方なら良く
「人間は損を嫌う生き物」と説明する場面が多かったのですが、
よくよく考えると
なぜ損を嫌うのかなどちゃんと解説したことなかったのではないかとおもい
記事にしました。

 

あなたは損をすることをどう思いますか?
嫌ですか?それとも無関心ですか?

 
多くの人が損を嫌います。

それは、そうですよね。
単純な損を受け入れるなんてもの好きしかいません。

 

では、損をする代わりに成功する可能性があるとすればどうしますか?

 

多くの人は成功する可能性があったとしても損することを嫌います。

日本人が会社に不満を抱えながらも自分で起業する勇気がない理由ですね。

 

まぁ成功する人が必ずしも大きな損(リスク)を抱えているわけではありませんが。

 

 

あなたもだいたい知っている通り
人間は得するよりも損を嫌います。

得をするよりもです。

 

よくパチンコに行く人に投資の話をすると
投資なんてギャンブル怖くてできないと言います。

では、なぜパチンコに行くのか?

それは、パチンコに行って買った経験と
負け続けてのが理由です。

人間負け続けると
「次こそは勝つ」と信じ込み続けます。
〇万円投資したんだから今更戻れない。

この今更戻れないというのが損を嫌っている人間の悪い部分です。

 

ギャンブルなんて勝つときも負ける時も結局は運です。
そして、ある程度店側が設定を操作しています。

ソシャゲの課金と同じですね。

確率とはいえ出ないモノに固執しすぎると損をするだけなのに
目先のお金よりも過去に使用した累計の方が大きく
自分の行動は正しかったと証明したい自己正当化も加わり
損を嫌う人間は泥沼に引きずり込まれます。

 

損をしない・損をするかもしれないが得もする

 

人間が損を嫌うことを確認した
ダニエル・カーネマンとアモス・トヴェルスキの実験があるので
あなたも実験に参加したと思い次の質問に答えてみて下さい。

 

あなたが、アメリカ合衆国大統領になったと仮定して
6000人が死に至るかもしれない珍しい伝染病が発生し国中が緊張しています。

あなたの信用するアドバイザーは2つのプログラムを用意し
プログラムが実行された場合の結果を次のようにまとめました。

①プログラムAが採用されれば、200人の命が助かるだろう
②プログラムBが採用されれば、600にんの命が助かる確率は1/3、誰も助からない確率は2/3

 

あなたは大統領としてどちらのプログラムを選択しますか?

 

実験の結果は、約72%の人がプログラムAを採用した。
理由としては、プログラムBで600人が助かる確率は1/3しかないから

 

あなたにはもう一問質問に答えていただきたい。

状況は先ほどのと同じで提示されてたプログラムのニュアンスが少し変わっているので
どちらを選ぶのか決めてほしい。

①プログラムAが採用されれば、400人が死ぬだろう
②プログラムBが採用されれば、誰も死なない確率は1/3で600人が死ぬ確率は2/3である。

 

あなたは大統領としてどちらのプログラムを選択しますか?

 

実験の結果は、Bを選んだのが72%になりました。
Aで確実に400人が助からないなら1/3で600人助かる道を選んだということです。

ちなみに、あなたはお気づきかもしれませんが、
1つ目の質問と2つ目の質問の内容は一緒です。
ただ、伝え方のニュアンスが違うだけで人間は意見を180度変えます。

 

 

もし、1つ目の質問と2つ目の質問に違いがあるとすれば
どちらの方がより損を感じるように聞いているかです。

 

人間は損を嫌う生き物です。

家を買う時や車を買う時家電を買う時など
残り1個です。他にも購入を検討しているお客様がいます。

などあなたが手に入らなくて損をする状況を作り購買意欲を煽ろうとしてきます。

 

転職する場合でも、今よりも給料がさがる仕事は見つかるのか?
などあなたが転職で仕事を辞めることが損であるかのように言ってくるでしょう。

 

あなたは損という見えかけの幻想に騙されないでください。
表向きは損に見えても別の選択肢と比べた場合損の方が得な場合もありすから。

直感ではなく合理的に判断で物事を見極めて下さい。

 

最後に

 

今回は、人間は損を嫌う生き物と言われている理由をご紹介しました。

 

あなた自身が知らない人間の特性を上手く利用して操ってくるのが
広告や政治・メディアです。

あなた自身が騙されない防衛策を築くためにも「プロパガンダ」はおすすめの本です。

色々な宣伝に騙され貯金がほとんどできていないなら尚更おすすめですよ。

 

あなたが損得を本当に見極わめられるよになることを願っています。

 

引用元情報
著者:A.プラトカニス/E.アロンソン
タイトル:プロパガンダ 広告。政治宣伝のからくりを見抜く
発売年:1998年
訳者:社会行動研究会
発行者柴田敏樹
発行所:株式会社誠信書房

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました