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20代前半までに経験した嫌な記憶がなかなか消えない理由

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メグ・ジェイ
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こんにちは!

今回は、「20代前半までに経験した嫌な記憶がなかなか消えない理由」です。

「いじめられた記憶をずっと引きずっている」
「別れた人のことを今でも思い出す」
「会社で失敗したことを今でも強く覚えている」
など過去のツライ経験が忘れられないあなたのために書いた記事です。

ちなみに私は、小学生~大学生までいじめられてきた記憶は今でも鮮明に覚えています。

 記事を書くにあたり引用させていただいた本は、
メグ・ジェイさんの「人生は20代で決まる 仕事・恋愛・将来設計」です。

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ツライ記憶を忘れたくても忘れられない理由

 

あなたは嫌な体験やツライ経験をした記憶をどれぐらい覚えていますか?

そして、幸せだった記憶と比較してどっちの方が多く覚えていますか?

多くの人は嫌な体験やツライ経験をした記憶の方が多く覚えています。

それはなぜなのか?

進化論者によれば、
脳は新奇(目新しい・珍しい)の事態や事柄に不意を衝かれることにとても敏感にできており、
この機能により、次に同じことに出会った際にうまく対応できるようにするためです。
20代前後は特に敏感になります。

この話を聞いただけでは、
「嫌な体験やツライ経験は関係ないんじゃないのか?」
と思われるかも知れませんが、
嫌な体験やツライ経験はより人間の心を揺さぶります。
それにより、写真のように鮮明に記憶に残ります。
いわゆる「フラッシュバブル記憶」と呼ばれるものです。

 

20代前後は新鮮で楽しい体験もよく覚えています。
しかし、嫌な体験やツライ経験は楽しい体験以上に頻繁にやってくるので
嫌な体験やツライ経験にとらわれているように錯覚してしまいます。

脳が新奇なものに敏感だと証明した実験

 

不幸の方が幸せよりもよく覚えている。
とはいっても自分以外の人のことはわかりません。

あなたが不幸を多く覚えているのは人間としては正常なことを
証明してくれた実験があります。

メグ・ジェイさんの「人生は20代で決まる」では
次の実験を紹介してくれています。

 

脳の新しいモノを探知する機能と新奇の事柄に出会った時
科学信号を送ってそれを強く記憶させることを証明し実験です。

被験者には二枚のスライドを見てもらいました。

1枚目のスライドは普通の住宅のスライドです。
2枚目のスライドは車にキリンの頭が付いている異様なスライドです。

被験者にどちらの方がより鮮明に記憶に残っていたかを調査したところ、
2枚目の車にキリンの頭が付いている異様なスライドの方がよく覚えられていました。

試しにヘビのスライドと普通の住宅のスライドで比較したところ
被験者はやはりヘビのスライドをよく覚えてました。

実験の結論としては、
「人は幸せ、悲しみ、困惑のような、強く感情を揺さぶられる出来事は、
よく覚えている」ということでした。

 

ホラー映画を見て夜トイレに行けなくなる理由にも納得がいきますね。

怖いものはより強く感情を揺さぶり強く記憶に残る。
そして、怖いものが出てくる似たような空間に行くときに
怖いものを思い出す。

嫌なことツライことは忘れなくてもいいのか?

 

さて、ここまで嫌な体験やツライ経験は幸せな経験と一緒で
記憶に鮮明に残ってしまうとご紹介しました。

これは、一大事ですね。
なんせ過去のツライ記憶を抱えたまま生きていくことになります。

いくら、次に似たような体験をする時に体と脳が対応できるようにと言われても
せめて頭の片隅に置いておきたいですね。

 

メグ・ジェイさんの「人生は20代で決まる」では
ある方法を紹介してくれています。

「人は根を張って、風に立ち向かう」と。

まぁなんのこっちゃという話ですが、
ようするに嫌な体験やツライ経験を封じ込めるのではなく
感情と向き合うことを勧めています。

嫌な体験やツライ経験を封じ込めようとすればするほど、
身体や脳に余計なストレスを与えてしまいあなたの健康を阻害します。

しかし、自分の感情をコントロールできる人間は
人生の満足度が高く、楽観的で、目的意識が強く、
他者との関係も良好だという調査があります。

 

加えてネガティブな感情に目を向けることができるのは
あなたの人生にとって大きなプラスになります。

自己啓発のセミナーなどでは
「やればできる!」「目標を達成した自分をイメージする」
など逆効果なことを教えています。

自己啓発のセミナー系の考え方が間違っているのは
結果だけを追い求め道中の道のりや壁について全く考慮していません。

壁にぶつかると人間はすぐに諦めてしまいます。

しかし、ネガティブな感情を受け入れれば
自分が目標を達成するための道中で壁にぶつかることを想像することができます。
そこで、どうやって壁を乗り越えるかも一緒に考える力になります。

なので、ネガティブな感情を無視して封じ込めるよりも
ネガティブな感情に向き合い自分の力でコントロールし
ネガティブを有益な情報源に変えることが重要になってきます。

最後に

 

今回は、嫌な体験やツライ経験が記憶に残る理由として
人間は新奇のものや感情を強く揺さぶられることをよく覚える傾向があるでした。

 

メグ・ジェイさんの「人生は20代で決まる」では、
仕事・人生・恋愛に至るまで20代前後で必ず出てくる悩みについて
いろいろな解決策を紹介してくれています。

あなたがもし30代以上でも、「人生は20代で決まる」は読む価値はあります。
なんせ、20代で乗り越えれなかったものを抱えたまま年齢を重ねている人は多いですから。

「人生は20代で決まる」の内容全部があなたにおすすめというわけではありません。
あなたの人生の要所要所で必要な項目は変わってくるでしょう。

しかし、一読しておけば悩み苦しんでいる時でも解決策を導くために
おすすめの本としてあなたの支えになってくれるはずです。

それに、他人の失敗や経験をストーリとして知っておくのは非常に有益なことですから。


人生は20代で決まる 仕事・恋愛・将来設計 (ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫) [ メグ・ジェイ ]

引用元情報
書籍名:人生は20代で決まる 仕事・恋愛・将来設計
著者:メグ・ジェイ
訳者:小西 敦子
発行年:2016年
出版社:株式会社早川書房
カバーデザイン:早川書房デザイン室
カバー写真:©Craing Barritt/Getty lmages
カバーフォーマット:坂野公一(wellw design)

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