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安い食べ放題と高い食べ放題どちらの方が心理学的に満足するのか?

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お金に支配されない13の真実
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こんにちは!

今回は「安い食べ放題と高い食べ放題どちらの方が心理学的に満足するのか?」です。

「安いそして量を選ぶタイプ」
「多少高くても量より質を選ぶタイプ」
相手やあなた自身を満足させるお店選びに悩んだ時に見てもらいたい記事です。

 

ちなみに私は質より量を優先するタイプでしたが、
今回の研究を知ってその理論に納得しました。

 

記事を書くにあたり引用させていただいた本は、
クラウディア・ハモンドの「193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実」です。

金銭感覚やお金の呪縛から解放されたい人にとってはおすすめの本です。

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安いor高い

 

あなたは料理の種類・値段すべてが同じ食べ放題に行くとき

A.安い食べ放題
B.高い食べ放題

どちらを選びますか?

 

答えは聞くまでもありませんね。

ほとんどの人はA.安い食べ放題を選んだことでしょう。

 

そりゃ同じ値段で同じものが食べれるなら安いに越したことはありませんよね。

私も同じ立場なら安い食べ放題を選んでしまいます。

 

では少し質問の聞き方を変えます。

あなたは料理の種類・値段すべてが同じ食べ放題に行くとき

A.安い食べ放題
B.高い食べ放題

どちらを選んだ方が満足度が高いと思いますか? 

 

どちらを選ぶのではなく、どちらの方が満足度が高いか?で考えて下さい。

意外と悩みませんか?

 

一般的に考えれば、
種類も量も同じ食べ放題なら安い方が断然得で満足度も
お得な分上だと考えられますよね。

しかし、一方では高い食べ放題を食べたという
支払った料金に満足感を感じる人もいます。

 

あなたの答えは決まりましたか?

 

 

先に結果を伝えると、
より満足度が高いのはB.高い食べ放題です。

 

いやぁびっくりですね。

普通に考えれば
同じ量で同じ質なら安い方が得なはずなのに!
なぜ、高い食べ放題の方が満足度が高いのか?

 

値段が高いこと自体に魅力がある

 

先ほどの
質も量も同じなのにお金を多く支払った方が
満足度が高くなることを証明したのは

 

コーネル大学の研究で、
ニューヨーク州北部にあるイタリアンレストランのビュッフェで行われました。

 

実験参加者は2日に渡り同じビュッフェを食べてもらいました。

1日目は1回4ドルのランチビュッフェ
2日目は1回8ドルのランチビュッフェ
※値段にして約2倍

 

それぞれのランチビュッフェを堪能した後
実験参加者にどちらの方がより満足度が高かったを質問しました。

 

結果、
1回8ドルのランチビュッフェを食べた時の方が満足度が高いと答えました。

さらにきょみ深いのは、
安いランチビュッフェを食べた時は
「食べすぎた」と答えたのに対して
高いランチビュッフェを食べた時は
「ちょうどいいぐらい」と答えたのです。
※安いランチビュッフェも高いランチビュッフェどちらでもだいたい同じ量を食べていた。

 

研究結果を聞いて、
「そんなバカな話あるか」
と思われるかもしれませんが、これが結果なんです。

 

1つ実験結果に納得してもらうための極端な例を挙げると、
あなたが、高級ブランド品(ロレックスやエルメスなど)を購入したとします。
※興味ないとかではなく、購入したとして考えて下さいね。

A.100円で買った高級ブランド品
B.100万円で買った高級ブランド品
※AとBは全く同じ物です。

あなたはどちらに満足感を覚えますか?

 

きっとBと答えたのではありませんか?

そもそも、なぜ高級ブランド品を持つのか?

それは高級ブランド品持っているというグループの1人になりたいからです。

もし、機能性をやデザイン性を求めるなら
高級ブランド品を買わなくても同じブランドで値段が安い商品もあります。

しかし、高級ブランド品が欲しくなる。

 

あなたが、100円でロレックスの腕時計を買ったという自慢を誰かにしたいですか?

ロレックスの腕時計を持てるほどお金を持っている・成功していると思われたいはずなのに
100円でロレックスを手に入れたなんて貧乏アピールできないですよね?

 

本来は高い商品を安く買うことができたのに
満足度は減少している。

 

人間の金銭的感覚は不思議ですね。
合理的な思考ができる生き物とは到底思えないですね。

 

高い=良いモノ

 

以前の記事で紹介した
ロバート・B・チャルディーニの「影響力の武器」なんかでも知られているように

人間は無意識のうちに
高い=質が高い・良いモノ
と考えます。

 

100円のスマホと
10万円のスマホなら
もちろん10万円出しますよね?
全く同じ性能だったとしても。

100円のスマホなんて信用できないし、
おもちゃのスマホでももう少し値段はしますから。

 

 

実際に日常生活の中にもあなたが高い値段に騙されているものがあります。

それは料亭の食事です。

 

大前提として、まぁ一流の職人が作った料理は美味しいです。

しかし、お椀にちょこんと乗っている1口サイズの料理が数種類出てきて
あなたは満足できますか?
お腹いっぱいに美味しいものが食べれたと満足できますか?

 

今のあなたなら「満足できない」と答えますよね。

本当に料亭に足を運んだらどう感じると思いますか?
きっと「美味しいかった。あれぐらいの量がちょうどよかった」
と思うのではありませんか?

 

ここで、
「この前会社の接待で料亭に行ったが高い食べ物は口に合わなかった」
という人がいたならそれは事実でしょう。

 

ではなぜ高い食べ物を口にしたのに満足を得られなかったのか?

 

それは、
あなたが自分自身でお金を支払ってないからです。

 

人間は自分が買ったものや苦労して手に入れたモノの価値を正当化しようとします。

しかし、高い食べ物を人のお金で食べたとなれば
あなたはお金を支払ってないので
高い食べ物=美味しい
と強制的に考えなくても大丈夫になっているのです。

 

 

あなたが1度だれかのおごりで高級店に行って満足できなかったと思うなら
騙されたと思って自腹でもう1度行ってみて下さい。

きっとあなたは満足して帰ってきますよ。

最後に

 

今回は、安い食べ放題と高い食べ放題どちらの方が満足するのかを紹介しました。

 

人間ってバカだなと思ったあなたは多分正しいです。
しかし、お金に関して人間がバカになる下限は底をしりません。

 

あなたが、お金の魅力に騙せれる前に
クラウディア・ハモンドの「193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実」を
読んでみて下さい。

あなたのお金に関する考え方を矯正してくれるおすすめの本です。

 

あなたのお金の使い方が本当の意味で合理的な考えに基づくことを願っています。

引用元情報
タイトル:MIND OVER MONEY 193の心理研究でわかったお金に支配されない13の真実
著者:クラウディア・ハモンド
発売年:2017年
訳者:木尾糸己
発行者:佐藤和夫
発行所:株式会社あさ出版

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